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★店主の本
『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
 2023年3月発行

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2013年02月01日

おじいの海

 あれこれ片づけているうちに2月になりました。
 いろいろ入ったうち、前回に続いて海人の本をご紹介します。

おじいの海


『猟師になろうよ』吉村喜彦 垂見健吾・写真 小学館
『沖縄の漁業とくらし』文・上田不二夫 写真・大塚勝久
『おじいの海』濱井亜矢 写真・文

 3冊とも海人の表情に釘づけになります。
 中でも私の好きな『おじいの海』。2004年に出た本で、大正6年生まれ、当時86歳の仲村善栄さんが主役です。家族に心配されながらも、ひとり追い込み漁を続ける海人。ゴーグルをつけた瞬間の顔がりりしい。
 本を開いたら、新聞の切り抜きが挟まっていました。2010年の訃報でした。

おじいの海



 同じく魚と海を愛する時川真一さんの『トキシンの漁港めし魚めし』原画展も好評開催中です。明日2月2日はご本人が14時から16時まで店にいらっしゃいますので、ご興味のある方はぜひお越しください。


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Posted by 市場の古本屋 ウララ at 14:49 │本の紹介
この記事へのコメント
ウララさん こんにちは(*^_^*)

横浜は暖かい雨の土曜日です そっか明日は節分
季節の分かれ目 うむ節分は4回あるのね(。_・☆\ ベキバキ

積読の本の山をかき回したら「沖縄の海人」「オキナワ海人日和」
の二冊がでてきた そうですねう 皆さんいい顔しているなあ

ついでに「102歳のロビンソンクルーソー」 が出てきた
このおじいさん102歳で一人暮らしで元気に畑仕事唄三線
の日々 楽しいことも辛いことも哀しいことも のみこんでいるのね

古書に前持ち主の痕跡が多々挟まれているのね 
それだけの個展できるかもね(。_・☆\ ベキバキ
Posted by 祝人 at 2013年02月02日 08:44
 去年『痕跡本のすすめ』というまさにそれだけの本が出ていて、個展もされたようです。

 『102歳のロビンソンクルーソー』もいいですね。淡々とした日記とか。
Posted by 市場の古本屋 ウララ市場の古本屋 ウララ at 2013年02月06日 15:51