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市場の古本屋ウララ 通信販売部

★店主の本
『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
 2023年3月発行

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2012年04月05日

カオスの貌

 店の前を見知った人が通り、目の前まで来ても素通りしてしまうんだなと悲しく見送ったら、辺りを見回しながら戻ってきた。
「狭すぎて見落とした」
と、川満信一さん。

 「カオスの貌」8号を持ってきてくださった。特集・「玩具箱と戯画」。
カオスの貌


 「カオスの貌」は川満さんの個人誌で、2007年から刊行されている。1冊が全部、川満さんの詩と評論である。今号は山城見信さんの絵を入れたのでぜひ見るようにとおっしゃっていた。あとは読まなくていいけど「魯迅とケーテ・コルヴィッツ」だけは読んでと。
 カバーの色は毎号違い、8号は真っ黒。表紙の「〇」は創刊のときに何度も書き直して、部屋じゅう〇を書いた紙だらけになったらしい。

 川満さんの文章を読むと筆致の激しさに圧倒されることも多い。でも「カオスの貌」という題名のような遊び心はいつも持ち合わせていて、ふと笑えたりもする。(「カオスのぼう」ではなくて、「カオスのかお」。)
 何よりご本人がものすごく魅力的である。スーツのときも黒いニューバランスをはいているのがかっこいい。
カオスの貌


 「カオスの貌」、8号は500円です。


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Posted by 市場の古本屋 ウララ at 16:19 │本の紹介