市場の古本屋ウララ

　『BRUTUS特別編集　合本　本屋好き。』に掲載していただきました。



　ブルータス2011年6月1日号「本屋好き。」と、2013年6月15日号「古本屋好き。」を再編集し、増補改訂したものです。どちらにも載っていない私の店がなぜ掲載されたかというと、2011年の「本屋好き。」のほうに「とくふく堂」さんが載っていたからです。「日本一狭い本屋」として。

　2011年6月1日号が出たのは、ちょうどとくふく堂が店を閉めることを発表して、次の人を探しはじめたころでした。引継ぎのやりとりのなかで、とくふく堂のひろみさんからブルータスの撮影の話を聞いたことなど思いだします。
　とくふく堂さんのおかげで店を始められて、ブルータスにも掲載いただけました。あらためて感謝します。

　ウララのページをめくると、裏にカフェユニゾンの三枝さんが笑顔で現れたので驚きました。「沖縄に文化発信基地を作った名編集者」。ユニゾンにある「市場の古本屋ウララ」普天間店についても触れてくださっています。ありがたいことです。

　「本屋好き。」には、ほかにもウララにとって兄にあたる（？）「タナカホンヤ」さん、いつも近くで助けてくださる「ちはや書房」さんなど、お世話になっているお店がたくさん掲載されています。遠くから憧れるだけの店も、次こそ行こうと心に決めている店も。

　深く暗く広がる本屋の世界を、皆さんもお楽しみください。