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(宣伝です)
★ネットショップ
→市場の古本屋ウララ 通信販売部
★店主の本
□『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
2013年7月発行
2023年10月第2版出来
□『市場のことば、本の声』晶文社
2018年6月発行
□『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
2022年7月発行
□『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
2023年3月発行
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2023年04月17日
「おかえりなさい、公設市場」展、終了しました
3月17日(金)から開催してきた「おかえりなさい、公設市場」展は4月15日(土)で終了しました。ご来店くださったみなさま、出品者のかたがたに感謝いたします。ありがとうございました。
出品者さんたちに撤収を手伝ってもらって、にぎやかだった壁はからっぽになりました。作品は引き続き並べています。
15日は14時から町歩きツアー「一柳亮太さんと那覇の市場・市場跡を歩こう」を開催し、9名のかたにご参加いただきました。
スタート時は小雨だったのがどんどん本降りになり、16時に戻ってきたときには足までびしょ濡れでした。私は店番しながら案じていたのですが、「雨の中を歩くなんてめったにないから楽しかった」と笑いながら戻ってきて、参加者のかたがたの元気と、なにより一柳さんのガイド力に感心しました。
3月19日に公設市場が戻ってきて、まもなく1か月たちます。この明るさにも慣れたような、まだ夢の中にいるような。公設市場の建替が終わってもマチグヮーには課題が山積みですが、毎日安心して店を開けられる環境を整えたいです。
出品者さんたちに撤収を手伝ってもらって、にぎやかだった壁はからっぽになりました。作品は引き続き並べています。
15日は14時から町歩きツアー「一柳亮太さんと那覇の市場・市場跡を歩こう」を開催し、9名のかたにご参加いただきました。
スタート時は小雨だったのがどんどん本降りになり、16時に戻ってきたときには足までびしょ濡れでした。私は店番しながら案じていたのですが、「雨の中を歩くなんてめったにないから楽しかった」と笑いながら戻ってきて、参加者のかたがたの元気と、なにより一柳さんのガイド力に感心しました。
3月19日に公設市場が戻ってきて、まもなく1か月たちます。この明るさにも慣れたような、まだ夢の中にいるような。公設市場の建替が終わってもマチグヮーには課題が山積みですが、毎日安心して店を開けられる環境を整えたいです。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at
17:27
│「おかえりなさい、公設市場」展
2023年04月13日
オーガニックとしての公設市場 新雅史
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を紹介します。
オーガニックとしての公設市場
新雅史
2023年3月
新雅史(あらた・まさふみ)さんは社会学者です。2013年10月の「マチグヮー楽会」で講演して以来、毎年マチグヮー楽会のために那覇の市場を訪れています。2019年4月からは、ウララも所属する「市場中央通り第1アーケード協議会」のアドバイザーを引き受けてくださり、さまざまな難局を乗り越える手助けをしてくれています。
今回、A4紙の裏表に「オーガニックとしての公設市場」という文章を寄せてくれました。「第一牧志公設市場が生き続けるための知恵」について書かれています。
フリーペーパーなので、通販は行いません。
昨年10月に出た『青い海と沖縄 未来を考える』や『つながる沖縄近現代史』には新さんのコラムが掲載されています。
また、先月出た橋本倫史さんの『そして市場は続く』に新さんのインタビューが収録されています。
通販はこちら
→青い海と沖縄 未来を考える
→つながる沖縄近現代史
→そして市場は続く
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を、ひととおり紹介してきました。
このフェアを企画した理由はいくつかあります。新しい公設市場を訪れたお客さんが記念に買える商品がほしい。公設市場の人たちに、待っていたことを伝えたい。公設市場が建替をしていた3年9か月間、市場に関心を持ちつづけてくれた人たちの記録や思いをかたちにしてもらいたい。
私自身、このタイミングでなにかまとめておきたいと思っていて、でも自分ひとりでは挫折しそうだから、人を巻きこんで引き返せないようにしよう、という気持ちもありました。
フェアに参加してくれた人には、ふだんから文章や絵を生業にしている人もいれば、初めて作品をつくる人もいます。参加者から「つくってよかった」という声が聞けたり、お客さんが「こんなのが欲しかったんです」とよろこんでいたり、みなさんのおかげでよい場ができました。
フェアは4月15日(土)までです。その後も、みなさんの作品は在庫がある限り販売します。下のリンクから商品の一覧をご覧いただけます。
→市場の古本屋ウララ通信販売部
オーガニックとしての公設市場
新雅史
2023年3月
新雅史(あらた・まさふみ)さんは社会学者です。2013年10月の「マチグヮー楽会」で講演して以来、毎年マチグヮー楽会のために那覇の市場を訪れています。2019年4月からは、ウララも所属する「市場中央通り第1アーケード協議会」のアドバイザーを引き受けてくださり、さまざまな難局を乗り越える手助けをしてくれています。
今回、A4紙の裏表に「オーガニックとしての公設市場」という文章を寄せてくれました。「第一牧志公設市場が生き続けるための知恵」について書かれています。
フリーペーパーなので、通販は行いません。
昨年10月に出た『青い海と沖縄 未来を考える』や『つながる沖縄近現代史』には新さんのコラムが掲載されています。
また、先月出た橋本倫史さんの『そして市場は続く』に新さんのインタビューが収録されています。
通販はこちら
→青い海と沖縄 未来を考える
→つながる沖縄近現代史
→そして市場は続く
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を、ひととおり紹介してきました。
このフェアを企画した理由はいくつかあります。新しい公設市場を訪れたお客さんが記念に買える商品がほしい。公設市場の人たちに、待っていたことを伝えたい。公設市場が建替をしていた3年9か月間、市場に関心を持ちつづけてくれた人たちの記録や思いをかたちにしてもらいたい。
私自身、このタイミングでなにかまとめておきたいと思っていて、でも自分ひとりでは挫折しそうだから、人を巻きこんで引き返せないようにしよう、という気持ちもありました。
フェアに参加してくれた人には、ふだんから文章や絵を生業にしている人もいれば、初めて作品をつくる人もいます。参加者から「つくってよかった」という声が聞けたり、お客さんが「こんなのが欲しかったんです」とよろこんでいたり、みなさんのおかげでよい場ができました。
フェアは4月15日(土)までです。その後も、みなさんの作品は在庫がある限り販売します。下のリンクから商品の一覧をご覧いただけます。
→市場の古本屋ウララ通信販売部
2023年04月12日
公設市場ポストカード+巾着袋 ほんまわか
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を紹介します。
公設市場ポストカード
巾着袋
ほんまわか
ほんまわかさんは沖縄在住の絵本作家・紅型作家です。動物が出てくる作品が多く、当店で販売している絵本やポストカードや手ぬぐいは、海外のかたにも人気があります。
2020年12月にはウララ店内で「KURONEKO BOOKS 1日だけの出張雑貨店」を開催し、かわいらしい雑貨が並びました。
今回の新作ポストカードは、「いちばにめんそーれ!」。牧志公設市場で売られている商品が並んでいます。袋に「祝 牧志公設市場 新規オープン」と書かれていて、めでたいです。
さらに、「本をもって旅にでよう!」という巾着袋も登場しました。A5の本がすっぽり入るサイズで、ほんまさんの手縫いです。鞄に入れた本がクシャクシャになったことのある人は、ぜひ。
通販はこちらから
→公設市場ポストカード+巾着袋
→あだんのぼうけん
→ネコとハコ
ほんまわかさんのウェブサイト
→https://kuroneko-books.com/
公設市場ポストカード
巾着袋
ほんまわか
ほんまわかさんは沖縄在住の絵本作家・紅型作家です。動物が出てくる作品が多く、当店で販売している絵本やポストカードや手ぬぐいは、海外のかたにも人気があります。
2020年12月にはウララ店内で「KURONEKO BOOKS 1日だけの出張雑貨店」を開催し、かわいらしい雑貨が並びました。
今回の新作ポストカードは、「いちばにめんそーれ!」。牧志公設市場で売られている商品が並んでいます。袋に「祝 牧志公設市場 新規オープン」と書かれていて、めでたいです。
さらに、「本をもって旅にでよう!」という巾着袋も登場しました。A5の本がすっぽり入るサイズで、ほんまさんの手縫いです。鞄に入れた本がクシャクシャになったことのある人は、ぜひ。
通販はこちらから
→公設市場ポストカード+巾着袋
→あだんのぼうけん
→ネコとハコ
ほんまわかさんのウェブサイト
→https://kuroneko-books.com/
2023年04月10日
市場の八百屋さんポストカード はやかわゆきこ
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を紹介します。
はやかわゆきこさんは長年沖縄に暮らしていたイラストレーターです。沖縄の料理や自然や生活をあたたかいイラストと文章で表現されています。
沖縄料理のレシピをイラストと手書き文字で紹介する『おうちでうちなーごはん!』(ボーダーインク)は版を重ねるロングセラーで、韓国でも翻訳されました。
当店でははやかわさんの本のほか、ポストカードを販売しています。「沖縄の家庭料理いろいろ」「沖縄のやちむんいろいろ」などの「ものづくし」のシリーズが特に人気です。
今回の「おかえりなさい、公設市場」展のために、新作ポストカードを2点作ってくださいました。
「市場の八百屋さん」には島野菜が台からはみ出さんばかりに並んでいます。「ハンダマ」は水彩画をポストカードにしたもので、サインと宛名面ははやかわさんの手書きです。
通販はこちらから
→「市場の八百屋さん」ほか ポストカード6枚セット
→おうちでうちなーごはん!
→うちなーぐち かぞえうた
→ゴーヤーチャンプルー まーさんどー!
はやかわゆきこさんは長年沖縄に暮らしていたイラストレーターです。沖縄の料理や自然や生活をあたたかいイラストと文章で表現されています。
沖縄料理のレシピをイラストと手書き文字で紹介する『おうちでうちなーごはん!』(ボーダーインク)は版を重ねるロングセラーで、韓国でも翻訳されました。
当店でははやかわさんの本のほか、ポストカードを販売しています。「沖縄の家庭料理いろいろ」「沖縄のやちむんいろいろ」などの「ものづくし」のシリーズが特に人気です。
今回の「おかえりなさい、公設市場」展のために、新作ポストカードを2点作ってくださいました。
「市場の八百屋さん」には島野菜が台からはみ出さんばかりに並んでいます。「ハンダマ」は水彩画をポストカードにしたもので、サインと宛名面ははやかわさんの手書きです。
通販はこちらから
→「市場の八百屋さん」ほか ポストカード6枚セット
→おうちでうちなーごはん!
→うちなーぐち かぞえうた
→ゴーヤーチャンプルー まーさんどー!
2023年04月08日
市場のおいしい思い出ポストカード 佐藤ジュンコ
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品をご紹介します。
市場のおいしい思い出ポストカード 4枚セット+おまけシート
佐藤ジュンコ
佐藤ジュンコさんは仙台在住のイラストレーターです。
2012年6月、ジュンコさんが初めての本『月刊佐藤純子』を出版されたとき、ウララの狭い部屋の壁面いっぱいに漫画のコピーを貼る「壁面佐藤純子」フェアをしました。
2018年8月、佐藤ジュンコ個展「栗尾根マロン彦のたらちねロマン飛行・那覇編」を開催し、ジュンク堂書店那覇店でトークイベントもしました。
ジュンコさんが那覇の市場周辺の店をマンガで紹介する「ポストカード・コミック」3種も販売しています(うち1枚にはウララが描かれています)。
展示以外のタイミングでも那覇に来てくれたり、私も仙台に行ったり。ときどき手紙やお菓子を送りあって、お互いの住む町の話をしています。
今回ジュンコさんがつくってくれたのは、「市場のおいしい思い出」ポストカード4枚セット。「ポストカード・コミック」の続編のような作品です。食べものの味に店の人とのやりとりが上乗せされて、ますますおいしい記憶になる、そんな4編です。
登場する4店のうち、2店は新しい公設市場で無事にオープンし、1店はまだ開店準備中、1店は残念ながら閉店しました。
ハガキを出したあとも手元にマンガが残るように、4編をA4の紙に印刷したおまけがついています。ハガキを書く人にやさしいセットです。
通販はこちらから
→市場のおいしい思い出ポストカード4枚セット
→ポストカード・コミック3枚セット
→【サイン本】栗尾根マロン彦のたらちねロマン飛行
市場のおいしい思い出ポストカード 4枚セット+おまけシート
佐藤ジュンコ
佐藤ジュンコさんは仙台在住のイラストレーターです。
2012年6月、ジュンコさんが初めての本『月刊佐藤純子』を出版されたとき、ウララの狭い部屋の壁面いっぱいに漫画のコピーを貼る「壁面佐藤純子」フェアをしました。
2018年8月、佐藤ジュンコ個展「栗尾根マロン彦のたらちねロマン飛行・那覇編」を開催し、ジュンク堂書店那覇店でトークイベントもしました。
ジュンコさんが那覇の市場周辺の店をマンガで紹介する「ポストカード・コミック」3種も販売しています(うち1枚にはウララが描かれています)。
展示以外のタイミングでも那覇に来てくれたり、私も仙台に行ったり。ときどき手紙やお菓子を送りあって、お互いの住む町の話をしています。
今回ジュンコさんがつくってくれたのは、「市場のおいしい思い出」ポストカード4枚セット。「ポストカード・コミック」の続編のような作品です。食べものの味に店の人とのやりとりが上乗せされて、ますますおいしい記憶になる、そんな4編です。
登場する4店のうち、2店は新しい公設市場で無事にオープンし、1店はまだ開店準備中、1店は残念ながら閉店しました。
ハガキを出したあとも手元にマンガが残るように、4編をA4の紙に印刷したおまけがついています。ハガキを書く人にやさしいセットです。
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→市場のおいしい思い出ポストカード4枚セット
→ポストカード・コミック3枚セット
→【サイン本】栗尾根マロン彦のたらちねロマン飛行
2023年04月06日
ツアー「一柳亮太さんと那覇の市場・市場跡を歩こう」
4月15日(土)、町歩きツアー「一柳亮太さんと那覇の市場・市場跡を歩こう」を開催します。(*定員に達したため募集は締め切りました)
「一柳亮太さんと那覇の市場・市場跡を歩こう」
那覇から真和志にかけて点在する市場・市場跡を巡って散歩します。
参加者同士でのんびりお互い話でもしながら、ゆるい雰囲気で歩くつもりです。
【日時】 2023年4月15日(土)14:00~16:00頃
【集合場所】 市場の古本屋ウララ(那覇市牧志3‐3‐1 市場中央通り)
【コース】 牧志周辺の市場跡〜与儀市場通り〜真和志公設市場跡〜栄町市場(約4km)
【参加条件】 冊子『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』(400円)のご購入
【定員】 7名(要申込)→定員に達したため募集は締め切りました(4/12)
【主催】 市場の古本屋ウララ
※保険料を徴収しないため、イベント中のケガなどについて主催者は責任を負いません。ご了承ください。
―――
「おかえりなさい、公設市場」展に冊子『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』を出品してくれた一柳さんが、沖縄に来て町歩きをしてくださいます。
フェアのほかの出展者も何人か参加する予定です。ぜひ、いろんな話をしながら那覇の市場をめぐってください。
お申し込みはウララ店頭かメール(urarabooks@gmail.com)でお願いします。お名前とお電話番号をお知らせください。参加費は無料ですが、冊子『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』(400円)をご購入ください。当日もご購入いただけます。
冊子は通販もしています。ツアーに参加できないかたは、ぜひ紙面で体験してください。
通販はこちらから
→『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』
「一柳亮太さんと那覇の市場・市場跡を歩こう」
那覇から真和志にかけて点在する市場・市場跡を巡って散歩します。
参加者同士でのんびりお互い話でもしながら、ゆるい雰囲気で歩くつもりです。
【日時】 2023年4月15日(土)14:00~16:00頃
【集合場所】 市場の古本屋ウララ(那覇市牧志3‐3‐1 市場中央通り)
【コース】 牧志周辺の市場跡〜与儀市場通り〜真和志公設市場跡〜栄町市場(約4km)
【参加条件】 冊子『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』(400円)のご購入
【定員】 7名(要申込)→定員に達したため募集は締め切りました(4/12)
【主催】 市場の古本屋ウララ
※保険料を徴収しないため、イベント中のケガなどについて主催者は責任を負いません。ご了承ください。
―――
「おかえりなさい、公設市場」展に冊子『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』を出品してくれた一柳さんが、沖縄に来て町歩きをしてくださいます。
フェアのほかの出展者も何人か参加する予定です。ぜひ、いろんな話をしながら那覇の市場をめぐってください。
お申し込みはウララ店頭かメール(urarabooks@gmail.com)でお願いします。お名前とお電話番号をお知らせください。参加費は無料ですが、冊子『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』(400円)をご購入ください。当日もご購入いただけます。
冊子は通販もしています。ツアーに参加できないかたは、ぜひ紙面で体験してください。
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→『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』
Posted by 市場の古本屋 ウララ at
15:44
│「おかえりなさい、公設市場」展
2023年04月05日
「市場の向かい」セット(サコッシュと短文) 武藤良子
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を紹介します。
「市場の向かい」セット(蝙蝠デイゴ柄のサコッシュと短文)
絵・文 武藤良子
2023年3月
武藤良子(むとう・りょうこ)さんは東京在住のイラストレーターです。
ウララでは2回個展を開いてくれました。開店したばかりの2012年1月から2月、「武藤良子『もの食う本』原画展」。2019年2月、「武藤良子個展『犀星スタイル 沖縄スタイル』」。展示のときも、展示がないときも何度か那覇に来てくれて、一緒にマチグヮーを歩いたりご飯を食べたりしました。
去年出した『増補 本屋になりたい』(ちくま文庫)には、ウララの周辺地図と水上店舗の断面図を描いてもらいました。
今回武藤さんがつくってくれたのは、コウモリとデイゴの花が描かれたサコッシュに、厚紙に刷られた短文を添えたセットです。
鮮やかな絵が目をひくサコッシュは、財布と文庫本を入れるのにちょうどいいサイズ。短文には武藤さんと市場の関わりが綴られています。こんなふうに書いてもらえて、市場も私も幸せです。
通販はこちらから
→「市場の向かい」セット
→犀星スタイル
→をみなごのための室生家の料理集
→犀星映画日記
「市場の向かい」セット(蝙蝠デイゴ柄のサコッシュと短文)
絵・文 武藤良子
2023年3月
武藤良子(むとう・りょうこ)さんは東京在住のイラストレーターです。
ウララでは2回個展を開いてくれました。開店したばかりの2012年1月から2月、「武藤良子『もの食う本』原画展」。2019年2月、「武藤良子個展『犀星スタイル 沖縄スタイル』」。展示のときも、展示がないときも何度か那覇に来てくれて、一緒にマチグヮーを歩いたりご飯を食べたりしました。
去年出した『増補 本屋になりたい』(ちくま文庫)には、ウララの周辺地図と水上店舗の断面図を描いてもらいました。
今回武藤さんがつくってくれたのは、コウモリとデイゴの花が描かれたサコッシュに、厚紙に刷られた短文を添えたセットです。
鮮やかな絵が目をひくサコッシュは、財布と文庫本を入れるのにちょうどいいサイズ。短文には武藤さんと市場の関わりが綴られています。こんなふうに書いてもらえて、市場も私も幸せです。
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→犀星スタイル
→をみなごのための室生家の料理集
→犀星映画日記
2023年04月03日
あのコ このコ ねこコ Vol.1 音の台所
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品をご紹介します。
あのコ このコ ねこコ Vol.1
発行 音の台所
文と絵 茂木淳子
2023年3月17日
16ページ 148×148
「音の台所」こと茂木淳子(もぎ・じゅんこ)さんは、リトグラフ、イラスト、絵本、音楽紙芝居などで独自の表現を続けながら、ときどきウララの店番もしてくれています。
このZINEには、2022年3月にパラソルが撤去された「パラソル通り」の思い出、水上店舗3階に見える「つくし園」の看板、市場のコーヒーにスンシーイリチーに3色パン、ウララでの店番中に見える風景などが、文と絵でまとめられています。
かたちもレイアウトも文も文字もイラストもリトグラフも隅から隅まで茂木さんで、なんでも自分でできる人はいいな、とつくづく思います。なんと、すでにVol.2の作成を始めたそうです。
「おかえりなさい、公設市場」展のためにつくってもらいました。
通販はこちらから
→あのコ このコ ねこコ Vol.1
→ゼツメツキグシュノオト
→くもこちゃん
→くもこちゃん まーすけーい歌
あのコ このコ ねこコ Vol.1
発行 音の台所
文と絵 茂木淳子
2023年3月17日
16ページ 148×148
「音の台所」こと茂木淳子(もぎ・じゅんこ)さんは、リトグラフ、イラスト、絵本、音楽紙芝居などで独自の表現を続けながら、ときどきウララの店番もしてくれています。
このZINEには、2022年3月にパラソルが撤去された「パラソル通り」の思い出、水上店舗3階に見える「つくし園」の看板、市場のコーヒーにスンシーイリチーに3色パン、ウララでの店番中に見える風景などが、文と絵でまとめられています。
かたちもレイアウトも文も文字もイラストもリトグラフも隅から隅まで茂木さんで、なんでも自分でできる人はいいな、とつくづく思います。なんと、すでにVol.2の作成を始めたそうです。
「おかえりなさい、公設市場」展のためにつくってもらいました。
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→あのコ このコ ねこコ Vol.1
→ゼツメツキグシュノオト
→くもこちゃん
→くもこちゃん まーすけーい歌
2023年03月31日
市場のミライ
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品をご紹介します。
市場のミライ
風太
A5 48ページ
風太(ふうた)さんは、ここ10年ほど店に通ってくれているお客さんです。ツイッター(@futanaritakara)に上げられている写真がいつもよくて、フェアにお声がけしました。写真を冊子にまとめられたのは今回が初めてです。
2015年から現在まで、移り変わっていくマチグヮーの風景が、やさしい光のなかにうつしだされています。特に前の公設市場があったときの市場中央通りの写真は、たくさんの人が行き交ってどの店も開いていて、アーケードからは風船が吊り下がって、夢の中の商店街のようでした。
そのあと公設市場が閉まって通りが暗くなり、公設市場が更地になり、アーケードが撤去され、工事が進み、と本当にさまざまな変化があったわけですが、風太さんの写真は不思議とどんなときもあたたかいのです。そこにいる人、いた人の気が写っているような感じがします。
挟みこまれた別紙2枚には、風太さんの市場への思いや写真集のタイトルの由来が綴られています。
通販はこちらから
→市場のミライ
市場のミライ
風太
A5 48ページ
風太(ふうた)さんは、ここ10年ほど店に通ってくれているお客さんです。ツイッター(@futanaritakara)に上げられている写真がいつもよくて、フェアにお声がけしました。写真を冊子にまとめられたのは今回が初めてです。
2015年から現在まで、移り変わっていくマチグヮーの風景が、やさしい光のなかにうつしだされています。特に前の公設市場があったときの市場中央通りの写真は、たくさんの人が行き交ってどの店も開いていて、アーケードからは風船が吊り下がって、夢の中の商店街のようでした。
そのあと公設市場が閉まって通りが暗くなり、公設市場が更地になり、アーケードが撤去され、工事が進み、と本当にさまざまな変化があったわけですが、風太さんの写真は不思議とどんなときもあたたかいのです。そこにいる人、いた人の気が写っているような感じがします。
挟みこまれた別紙2枚には、風太さんの市場への思いや写真集のタイトルの由来が綴られています。
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→市場のミライ
2023年03月30日
いろいろとりどり 那覇市第一牧志公設市場
「おかえりなさい、公設市場」展に出展された作品をご紹介します。
いろいろとりどり 那覇市第一牧志公設市場
ぎすじみち
2023年3月
A5 オールカラー 12ページ
ぎすじみちさんはデザイナーで、主に冊子やポスターなどのデザインを手がけています。ウララのロゴマークやショップカードも作っていただきました。
去年ボーダーインクから出た『オキナワノスタルジックタウン』には、ぎすじさんが撮りためてきた沖縄のあちこちの風景がたくさん詰まっていました。店の建物や看板だけでなく、ガラスや消火栓など、なかなか目につかないようなものまで収められています。
この『いろいろとりどり』は、公設市場の店や階段や水栓を切り貼りしたコラージュのようなZINEです。人はほとんど写っていないのに、カラフルでにぎやかな市場の雰囲気が伝わってきます。
通販はこちらから
→いろいろとりどり
→オキナワノスタルジックタウン
いろいろとりどり 那覇市第一牧志公設市場
ぎすじみち
2023年3月
A5 オールカラー 12ページ
ぎすじみちさんはデザイナーで、主に冊子やポスターなどのデザインを手がけています。ウララのロゴマークやショップカードも作っていただきました。
去年ボーダーインクから出た『オキナワノスタルジックタウン』には、ぎすじさんが撮りためてきた沖縄のあちこちの風景がたくさん詰まっていました。店の建物や看板だけでなく、ガラスや消火栓など、なかなか目につかないようなものまで収められています。
この『いろいろとりどり』は、公設市場の店や階段や水栓を切り貼りしたコラージュのようなZINEです。人はほとんど写っていないのに、カラフルでにぎやかな市場の雰囲気が伝わってきます。
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→オキナワノスタルジックタウン
2023年03月29日
マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー
「おかえりなさい、公設市場」展に出展された作品をご紹介します。
マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー(市場にようこそいらっしゃいました) 那覇市にあった公設市場10カ所の訪問記
一柳亮太
2023年3月17日
A5 20ページ
一柳亮太(ひとつやなぎ・りょうた)さんは、那覇でアートや社会教育に関わっていたかたです。地理や乗り物に強く、さまざまな媒体に文章を書かれてきました。
いまは県外にいらっしゃるため沖縄について書かれることが少なくなり、ひさしぶりに読みたいと思ってフェアにお誘いしました。
この冊子は、一柳さんが今年1月から2月にかけて、那覇市内の公設市場と公設市場跡10か所、それ以外の市場8か所を訪ねた訪問記です。本書のタイトル『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』は、以前、牧志公設市場の看板の下の横断幕に書かれていました。
那覇市には牧志公設市場のほかにもうひとつ現役の公設市場があることを突き止めたり、地下へ降りるスロープに公設市場の名残を見たり。資料をしっかり調べてその場所をよく観察することで、思いがけない発見があります。
一柳さんのnoteでは、冊子に入っていない写真も見ることができます。
→https://note.com/yanagi1/m/m67dac297f74e
通販はこちらから
→マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー
マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー(市場にようこそいらっしゃいました) 那覇市にあった公設市場10カ所の訪問記
一柳亮太
2023年3月17日
A5 20ページ
一柳亮太(ひとつやなぎ・りょうた)さんは、那覇でアートや社会教育に関わっていたかたです。地理や乗り物に強く、さまざまな媒体に文章を書かれてきました。
いまは県外にいらっしゃるため沖縄について書かれることが少なくなり、ひさしぶりに読みたいと思ってフェアにお誘いしました。
この冊子は、一柳さんが今年1月から2月にかけて、那覇市内の公設市場と公設市場跡10か所、それ以外の市場8か所を訪ねた訪問記です。本書のタイトル『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー』は、以前、牧志公設市場の看板の下の横断幕に書かれていました。
那覇市には牧志公設市場のほかにもうひとつ現役の公設市場があることを突き止めたり、地下へ降りるスロープに公設市場の名残を見たり。資料をしっかり調べてその場所をよく観察することで、思いがけない発見があります。
一柳さんのnoteでは、冊子に入っていない写真も見ることができます。
→https://note.com/yanagi1/m/m67dac297f74e
通販はこちらから
→マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー
2023年03月27日
旧・那覇市第一牧志公設市場/マチのネコ
今日から、「おかえりなさい、公設市場」展に出展されている作品を紹介していきます。
『旧・那覇市第一牧志公設市場 そして市場は続く』
『マチのネコ 那覇市第一牧志公設市場のまわりのネコたち』
石井周
2023 年3月
文庫判 24ページ
石井周(いしい・めぐる)さんは那覇在住。「ガイドと歩く 那覇まちま~い」の創設以来のガイドで、那覇の地域情報誌『み~きゅるきゅる』の制作などにも関わり、地図を手描きするのが得意で、写真も撮り、あちこちに旅をする、好奇心旺盛で多彩な人です。
ウララの前身である「とくふく堂」のころからのお客さんで、そのままウララにも通ってくださっているのだと思います(たぶん)。
石井さんは以前から、旅の写真などを個人的に冊子にしていました。それを販売するようになったのは、2020年につくられた『マチグヮーのアーケード』が初めてでした。
『み~きゅるきゅる』第8号「マチグヮーのアーケード」が出たことをきっかけに、石井さんの撮りためていたアーケードの写真を冊子にまとめて、ウララで販売することになったのです。好評で、何度も追加納品をしてもらいました。
2冊めは、2021年の『マチグヮーの看板 那覇のマチグヮーで看板見ながらぶらぶら』。
この本は再編集されて『旧・那覇市第一牧志公設市場』に生まれ変わったため、いまは販売を終了しています。
3冊めは2022年の『那覇タワー』でした。コロナ禍で時間ができ、昔の写真を整理していたらあちこちに那覇タワーが写りこんでいることに気づいた、という理由でまとめられました。
そして今回の展示のために作ってくださったのが『旧・那覇市第一牧志公設市場』『マチのネコ』です。
『旧・那覇市第一牧志公設市場』には建替前の公設市場の店の様子、限られた時期だけ並ぶ「シバサシ」「ヤマクニブー」、市場の閉場セレモニー、建物が解体されて更地になったところなど、ずっと通っていた人にしか撮れない写真がたくさん収められています。
『マチのネコ』では、マチグヮーの店にいる看板猫や、公園でくつろぐ猫たちを見ることができます。風景と猫をセットで覚えている人も多いのではないでしょうか。
ご購入はこちらから
→『旧・那覇市第一牧志公設市場』
→『マチのネコ』
→『マチグヮーのアーケード』
→『那覇タワー』
→『み〜きゅるきゅる』vol.8 マチグヮーのアーケード
『旧・那覇市第一牧志公設市場 そして市場は続く』
『マチのネコ 那覇市第一牧志公設市場のまわりのネコたち』
石井周
2023 年3月
文庫判 24ページ
石井周(いしい・めぐる)さんは那覇在住。「ガイドと歩く 那覇まちま~い」の創設以来のガイドで、那覇の地域情報誌『み~きゅるきゅる』の制作などにも関わり、地図を手描きするのが得意で、写真も撮り、あちこちに旅をする、好奇心旺盛で多彩な人です。
ウララの前身である「とくふく堂」のころからのお客さんで、そのままウララにも通ってくださっているのだと思います(たぶん)。
石井さんは以前から、旅の写真などを個人的に冊子にしていました。それを販売するようになったのは、2020年につくられた『マチグヮーのアーケード』が初めてでした。
『み~きゅるきゅる』第8号「マチグヮーのアーケード」が出たことをきっかけに、石井さんの撮りためていたアーケードの写真を冊子にまとめて、ウララで販売することになったのです。好評で、何度も追加納品をしてもらいました。
2冊めは、2021年の『マチグヮーの看板 那覇のマチグヮーで看板見ながらぶらぶら』。
この本は再編集されて『旧・那覇市第一牧志公設市場』に生まれ変わったため、いまは販売を終了しています。
3冊めは2022年の『那覇タワー』でした。コロナ禍で時間ができ、昔の写真を整理していたらあちこちに那覇タワーが写りこんでいることに気づいた、という理由でまとめられました。
そして今回の展示のために作ってくださったのが『旧・那覇市第一牧志公設市場』『マチのネコ』です。
『旧・那覇市第一牧志公設市場』には建替前の公設市場の店の様子、限られた時期だけ並ぶ「シバサシ」「ヤマクニブー」、市場の閉場セレモニー、建物が解体されて更地になったところなど、ずっと通っていた人にしか撮れない写真がたくさん収められています。
『マチのネコ』では、マチグヮーの店にいる看板猫や、公園でくつろぐ猫たちを見ることができます。風景と猫をセットで覚えている人も多いのではないでしょうか。
ご購入はこちらから
→『旧・那覇市第一牧志公設市場』
→『マチのネコ』
→『マチグヮーのアーケード』
→『那覇タワー』
→『み〜きゅるきゅる』vol.8 マチグヮーのアーケード
2023年03月25日
行商
3月19日に牧志公設市場が新規オープンして、一気に人の流れが変わってあわただしく過ごしていましたが、ようやく少し落ち着いてきました。
店内では「おかえりなさい、公設市場」展を開催中です。
一昨日(3/23)、QABニュースの公設市場特集の中でフェアをご紹介いただきました。下のリンクから動画を見られます。
https://www.qab.co.jp/news/20230323169366.html
1週間前の土曜日(3/18)は、ボーダーインクの新城和博さんがご自身の新刊『来年の今ごろや』やフェアの本を抱えて、マチグヮーを行商しました。
私は同行できませんでしたが、一緒に歩いた人はみんな「楽しかった!」「町の見えかたが変わった!」と口をそろえていました。どんな体験だったのでしょうか。
フェアに出展されている冊子や作品を、来週から順にご紹介していきます。通販も始めます。
店内では「おかえりなさい、公設市場」展を開催中です。
一昨日(3/23)、QABニュースの公設市場特集の中でフェアをご紹介いただきました。下のリンクから動画を見られます。
https://www.qab.co.jp/news/20230323169366.html
1週間前の土曜日(3/18)は、ボーダーインクの新城和博さんがご自身の新刊『来年の今ごろや』やフェアの本を抱えて、マチグヮーを行商しました。
私は同行できませんでしたが、一緒に歩いた人はみんな「楽しかった!」「町の見えかたが変わった!」と口をそろえていました。どんな体験だったのでしょうか。
フェアに出展されている冊子や作品を、来週から順にご紹介していきます。通販も始めます。
2023年03月22日
そして市場は続く 那覇の小さな街をたずねて
『そして市場は続く 那覇の小さな街をたずねて』(橋本倫史、本の雑誌社)。
2019年6月、古い建物の牧志公設市場が閉場する直前に『市場界隈』が出版されました。今月はじめ、新しい建物で公設市場が開場する直前に本書が出版されました。
琉球新報での連載と、去年1年間発行されたフリーペーパー『まちぐゎーのひとびと』1号から10号、そして書き下ろしを加えて40店(人)が登場します。
店が閉まるとき、または開くときに取材に来る人はたくさんいますが、そのあいだの時期も通いつづける人はほとんどいません。
途中でコロナ禍となり、橋本さんが沖縄に来られない時期がありました。そのときオンラインで取材いただいていろいろお話をして、来られなくても気にかけてくれる人がいることを心強く感じました。
店頭、通販でサイン本を販売しています。公設市場が新規オープンした3月19日の日付入りです。
通販はこちら→市場の古本屋ウララ通信販売部
店内で開催中の「おかえりなさい、公設市場」展では、橋本さんが取材中に撮られた写真を展示しています。本に掲載されていない写真もあります。
今回のフェアのために、『まちぐゎーのひとびと』番外編が発行されました。展示されている写真とキャプションが載っています。バックナンバーとともに配布中です。
左上の『市場界隈』のポスターは店の外に貼っていたものです。途中でアーケードもなくなり、風雨にさらされてボロボロになりました。この1371日間、私が店を閉めている期間も通りをずっと見ていた、生き証人のようなポスターでもあります。
ぜひ、ご来店ください。
2019年6月、古い建物の牧志公設市場が閉場する直前に『市場界隈』が出版されました。今月はじめ、新しい建物で公設市場が開場する直前に本書が出版されました。
琉球新報での連載と、去年1年間発行されたフリーペーパー『まちぐゎーのひとびと』1号から10号、そして書き下ろしを加えて40店(人)が登場します。
店が閉まるとき、または開くときに取材に来る人はたくさんいますが、そのあいだの時期も通いつづける人はほとんどいません。
途中でコロナ禍となり、橋本さんが沖縄に来られない時期がありました。そのときオンラインで取材いただいていろいろお話をして、来られなくても気にかけてくれる人がいることを心強く感じました。
店頭、通販でサイン本を販売しています。公設市場が新規オープンした3月19日の日付入りです。
通販はこちら→市場の古本屋ウララ通信販売部
店内で開催中の「おかえりなさい、公設市場」展では、橋本さんが取材中に撮られた写真を展示しています。本に掲載されていない写真もあります。
今回のフェアのために、『まちぐゎーのひとびと』番外編が発行されました。展示されている写真とキャプションが載っています。バックナンバーとともに配布中です。
左上の『市場界隈』のポスターは店の外に貼っていたものです。途中でアーケードもなくなり、風雨にさらされてボロボロになりました。この1371日間、私が店を閉めている期間も通りをずっと見ていた、生き証人のようなポスターでもあります。
ぜひ、ご来店ください。
2023年03月11日
三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら
3月17日に、『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』という冊子を発行します。市場の古本屋ウララが発行する初めての冊子で、著者は私です。
『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
著者 宇田智子
発行 市場の古本屋ウララ
B6 112ページ
2023年3月
1500円+税
□目次
はじめに
序 公設市場と水上店舗
一 公設市場が閉まる 二〇一九年六月十六日
二 仮設市場に行く 二〇一九年六月十七日~七月十一日
三 市場のそばに残る 二〇一九年七月八日~十二月二十七日
四 首里城が燃えた 二〇一九年十月三十一日~十一月七日
五 解体を眺める その一 二〇一九年十二月二十日~二〇二〇年一月六日
六 解体を眺める その二 二〇二〇年一月八日~二月七日
七 シャッターが閉まる 二〇二〇年一月十九日~六月十九日
八 槌音が響く 二〇二〇年六月三十日~十一月十四日
九 地盤が揺らぐ 二〇二〇年九月七日~二〇二二年五月六日
十 空が見える 二〇二二年六月十二日~十一月二十五日
十一 公設市場が現れる 二〇二二年十一月二十六日~十二月三十日
十二 まもなく戻ってくる 二〇二三年一月五日~三月四日
おわりに
□「はじめに」より
二〇二三年三月十九日、私の目のまえに那覇市第一牧志公設市場が帰ってくる。二〇一九年六月十六日に市場が閉まってから、三年九か月三日、待っていた。
公設市場の建替を見届けて記録したいと、閉場前から口にしていた。本当に見ていたか、と聞かれたら自信はない。工事の終盤まで、公設市場の建物は灰色のシートに覆われていた。アーケードの撤去や屋根の設置は夜間に行われたので、朝、店に来ると風景が変わっていた。だから実際の工事はほとんど見ていない。自分の店の帳場に座っていても、うつむいて本や画面に目を落としている。
そして、風景が一番派手に変わっていった時期、つまり公設市場が更地になってまた建ちはじめる時期に新型コロナウイルスが流行しだして長く店を休んだから、帳場からその様子を見ることもできなかった。
記録したか、と聞かれたらもっと困ってしまう。日記には市場の話題もほかのことも一緒くたに書いていてムラがあり、あれこれ起きて忙しかった日ほど空白になっている。とにかく写真だけ撮っていたり、気まぐれにツイートしたり、たまに雑誌に文章を書いたり、だれかへのメールで近況報告をしてみたり、バラバラに散らばっている。
この三年九か月間、市場のみならず世界が大きく変わっていった。自分の気持ちも考えもどんどん上書きされて思いだせなくなった。書いたものを読みかえしても、そのときのとまどいや悲しみや怒りはもうよみがえってこない。せめてバラバラな文章を切り貼りして、ほんの気分だけでも記録しておこうと思う。
・・・
2019年6月19日、牧志公設市場が建替えのために一時閉場した日から、2023年3月4日、仮設市場が営業を終えた日までの個人的な記録をまとめました。写真も30点、カラーで入っています。
装丁は未明編集室の外間隆史さんに、レイアウトなどは同じく未明編集室の松本孝一さんにお願いしました。
店頭と通販で販売します。たくさんつくったので、ぜひともお買い求めください。
通販はこちらから→市場の古本屋ウララ通信販売部
↓ 紙面の見本です。クリックで拡大します
『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
著者 宇田智子
発行 市場の古本屋ウララ
B6 112ページ
2023年3月
1500円+税
□目次
はじめに
序 公設市場と水上店舗
一 公設市場が閉まる 二〇一九年六月十六日
二 仮設市場に行く 二〇一九年六月十七日~七月十一日
三 市場のそばに残る 二〇一九年七月八日~十二月二十七日
四 首里城が燃えた 二〇一九年十月三十一日~十一月七日
五 解体を眺める その一 二〇一九年十二月二十日~二〇二〇年一月六日
六 解体を眺める その二 二〇二〇年一月八日~二月七日
七 シャッターが閉まる 二〇二〇年一月十九日~六月十九日
八 槌音が響く 二〇二〇年六月三十日~十一月十四日
九 地盤が揺らぐ 二〇二〇年九月七日~二〇二二年五月六日
十 空が見える 二〇二二年六月十二日~十一月二十五日
十一 公設市場が現れる 二〇二二年十一月二十六日~十二月三十日
十二 まもなく戻ってくる 二〇二三年一月五日~三月四日
おわりに
□「はじめに」より
二〇二三年三月十九日、私の目のまえに那覇市第一牧志公設市場が帰ってくる。二〇一九年六月十六日に市場が閉まってから、三年九か月三日、待っていた。
公設市場の建替を見届けて記録したいと、閉場前から口にしていた。本当に見ていたか、と聞かれたら自信はない。工事の終盤まで、公設市場の建物は灰色のシートに覆われていた。アーケードの撤去や屋根の設置は夜間に行われたので、朝、店に来ると風景が変わっていた。だから実際の工事はほとんど見ていない。自分の店の帳場に座っていても、うつむいて本や画面に目を落としている。
そして、風景が一番派手に変わっていった時期、つまり公設市場が更地になってまた建ちはじめる時期に新型コロナウイルスが流行しだして長く店を休んだから、帳場からその様子を見ることもできなかった。
記録したか、と聞かれたらもっと困ってしまう。日記には市場の話題もほかのことも一緒くたに書いていてムラがあり、あれこれ起きて忙しかった日ほど空白になっている。とにかく写真だけ撮っていたり、気まぐれにツイートしたり、たまに雑誌に文章を書いたり、だれかへのメールで近況報告をしてみたり、バラバラに散らばっている。
この三年九か月間、市場のみならず世界が大きく変わっていった。自分の気持ちも考えもどんどん上書きされて思いだせなくなった。書いたものを読みかえしても、そのときのとまどいや悲しみや怒りはもうよみがえってこない。せめてバラバラな文章を切り貼りして、ほんの気分だけでも記録しておこうと思う。
・・・
2019年6月19日、牧志公設市場が建替えのために一時閉場した日から、2023年3月4日、仮設市場が営業を終えた日までの個人的な記録をまとめました。写真も30点、カラーで入っています。
装丁は未明編集室の外間隆史さんに、レイアウトなどは同じく未明編集室の松本孝一さんにお願いしました。
店頭と通販で販売します。たくさんつくったので、ぜひともお買い求めください。
通販はこちらから→市場の古本屋ウララ通信販売部
↓ 紙面の見本です。クリックで拡大します
2023年03月10日
『来年の今ごろは』刊行記念〈お出かけ〉ツアー
来週3月17日(金)から始まる「おかえりなさい、公設市場」展。参加者に制作いただいた冊子やグッズを店頭で販売するのですが、別のかたちでご参加いただくかたもいます。
先月、『来年の今ごろは』(ボーダーインク)を出版した新城和博さんは、県内の本屋で「刊行記念〈お出かけ〉ツアー」を毎週末に開催しています。
当店では3月18日(土)11時から17時半頃まで、新城さんが本を行商します。マチグヮーには野菜やお弁当を売り歩く人たちがいて、新城さんは本を売り歩いてみたいと前から言っていました。「立ち売り箱」を作って、自分の本などをその上にのせて歩くそうです。
この日は牧志公設市場の新規オープン前日。ぜひ、この特別な日を見にきてください。きっとマチグヮー全体が明るい雰囲気に包まれているのではないかと期待しています。晴れますように。
ほかの参加者のかたがたについても、またご紹介します。
先月、『来年の今ごろは』(ボーダーインク)を出版した新城和博さんは、県内の本屋で「刊行記念〈お出かけ〉ツアー」を毎週末に開催しています。
当店では3月18日(土)11時から17時半頃まで、新城さんが本を行商します。マチグヮーには野菜やお弁当を売り歩く人たちがいて、新城さんは本を売り歩いてみたいと前から言っていました。「立ち売り箱」を作って、自分の本などをその上にのせて歩くそうです。
この日は牧志公設市場の新規オープン前日。ぜひ、この特別な日を見にきてください。きっとマチグヮー全体が明るい雰囲気に包まれているのではないかと期待しています。晴れますように。
ほかの参加者のかたがたについても、またご紹介します。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at
15:37
│「おかえりなさい、公設市場」展
2023年02月28日
「おかえりなさい、公設市場」展
3月17日(金)から店内で「おかえりなさい、公設市場」展を開催します。
「おかえりなさい、公設市場」展
2023年3月19日(日)、那覇市第一牧志公設市場が新しい建物で開場します。新規オープンを祝い、当店ゆかりの方々に市場にまつわる冊子やポストカードやグッズをつくってもらいました。作品は展示販売いたします。ぜひお立ち寄りください。
会期:2023年3月17日(金)~4月15日(土) 11時~17時半
日・火曜日定休(3月19日は営業)
会場:市場の古本屋ウララ
沖縄県那覇市牧志3-3-1(市場中央通り)
出展者:
新雅史
石井周
宇田智子
ぎすじみち
佐藤ジュンコ
新城和博
橋本倫史
はやかわゆきこ
一柳亮太
風太
ほんまわか
武藤良子
茂木淳子
(五十音順、敬称略。変更の可能性あり)
お問い合わせ:urarabooks@gmail.com
「おかえりなさい、公設市場」展
2023年3月19日(日)、那覇市第一牧志公設市場が新しい建物で開場します。新規オープンを祝い、当店ゆかりの方々に市場にまつわる冊子やポストカードやグッズをつくってもらいました。作品は展示販売いたします。ぜひお立ち寄りください。
会期:2023年3月17日(金)~4月15日(土) 11時~17時半
日・火曜日定休(3月19日は営業)
会場:市場の古本屋ウララ
沖縄県那覇市牧志3-3-1(市場中央通り)
出展者:
新雅史
石井周
宇田智子
ぎすじみち
佐藤ジュンコ
新城和博
橋本倫史
はやかわゆきこ
一柳亮太
風太
ほんまわか
武藤良子
茂木淳子
(五十音順、敬称略。変更の可能性あり)
お問い合わせ:urarabooks@gmail.com
Posted by 市場の古本屋 ウララ at
16:09
│「おかえりなさい、公設市場」展