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★ネットショップ
市場の古本屋ウララ 通信販売部

★店主の本
『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
 2023年3月発行

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2014年06月04日

本の地産地消

 6月30日まで、ジュンク堂書店那覇店2階でボーダーインクフェアが開催されています。
 在庫のある全点が面陳されていて、中には在庫僅少本も。個人的に好きな写真集『細道の奥』もありました。
 ジュンク堂にはふだんからボーダーインクの本は揃っているのですが、こうしてひとつの棚で見てみると迫力があり、なぜか私までじーんとしました。25年の軌跡です。

 昨日はボーダーインク編集長の新城和博さんとジュンク堂那覇店の渡慶次美帆さんのトークショーがありました。沖縄について、出版について、人生について先輩にお話を伺う、というふうな渡慶次さんの奮闘ぶりがよかったです。
 渡慶次さんが「ボーダーインクの本はそのときどきの沖縄の断面図をつくっている」と言っていて、確かにそうだと納得し、よそから流れついた私もいまはひとつの断面に関わっているのだろうかと思いました。

 このところ、「本の地産地消」について考える機会が増えています。
 岡山では「おかやま地産知書フェア!」が丸善岡山シンフォニービル店で開催中です。「岡山県産本ネットワーク」というものも立ち上がったようです。
 北海道では「のんびり出版社海豹舎と全国のおともだち出版社フェア」が紀伊國屋書店札幌本店で開催中。海豹舎の「北海道いい旅研究室」の創刊15周年を記念して、海豹舎のあざらしさんが全国の小さな出版社を集めたフェアを企画しました。沖縄からはボーダーインクと、石垣島の南山舎が参加しています。

 これに関して、ボーダーインクの編集の喜納えりかさんが沖縄タイムスに寄稿した記事にはびっくりしました。ボーダーインクも喜納さんの娘さんもすごい。読んでみてください。→

 私も講談社のPR誌『本』6月号で関連する話を書いています。新刊書店で配布されているのを見つけたら、お読みいただけると嬉しいです。


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Posted by 市場の古本屋 ウララ at 17:38 │日記