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『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
 2023年3月発行

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2012年03月18日

貘 詩人・山之口貘をうたう

 CD『貘 詩人・山之口貘をうたう』を扱いはじめました。
貘 詩人・山之口貘をうたう

 山之口貘は1903年那覇生まれの詩人。詳しくは、前に書いたこちらを(PDFです。長いです)。

 店の得意ジャンルを聞かれたら、
「山之口貘と花田英三です」 
と答えたいくらい力を入れている、入れたいのだけど、なにぶん仕入れ能力が伴わず、いつも在庫は歯抜けである。
貘 詩人・山之口貘をうたう

 2010年に復刊された『定本山之口貘詩集』と『鮪に鰯』は、原書房さんから入れていただくことにした。これが新刊で手に入るなんて、夢のよう。
貘 詩人・山之口貘をうたう

 これは、1975年に那覇の与儀公園に貘の詩碑を建てることになり、除幕式のあいさつや祝電、募金者の名前などをまとめたもの。立場も住むところも違う人たちが、貘のためにそれぞれに駆け回ったことがわかる。
 草や人の群れのなかに埋もれていた詩碑は、去年の9月に案内板が建てられて少し目立つようになった(琉球新報の記事)。

 『貘 詩人・山之口貘をうたう』は、高田渡が中心となって1998年に出したCDである。「年齢・歯車」「生活の柄」など、高田渡自身のCDに収録されている歌もあれば、他の参加アーティストが曲をつけたものもある。個人的には上野茂都さんが作曲した「たぬき」が好きだ。

 何回きいても飽きない、日常の音楽。詩集とともにぜひ。

貘 詩人・山之口貘をうたう



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Posted by 市場の古本屋 ウララ at 17:05 │本の紹介
この記事へのコメント
お家に戻りましたら、PCあてのメールを見てくださいね。
本日のトーキョーは2月並の陽気です。最低気温2度だそうです・・・。
Posted by 扇好亭心酔 at 2012年03月21日 18:00
 さきほどメールを返信しました。店からも見られます。
 東京の別のかたからのメールには「日射しが暖かい水曜日でした」とありましたが、暖かいのは日射しだけだったのでしょうか。
Posted by 市場の古本屋 ウララ市場の古本屋 ウララ at 2012年03月21日 18:40
みきこです。
わかるかナ...?
うららさんのこと、ひさQさんからきいて。
開店、おめでとうございます!
何もかも、かっこよすぎて、しびれます。同い年なのに...。

山之口獏のこのCD、ひさQさんも聞いてたなあって思いだして。10年くらい前のことです。懐かしいです。


沖縄は、まだ行ったことがないのです。いつか行きます。それまで遠くから応援しています。
Posted by みきこ at 2012年03月25日 20:26
 みきこさん!! わかりますよ! お久しぶりです。

 ほんだなの頃に読んだものや聴いたものが、今の私の生活やお店のベースにあります。山之口貘も高田渡も。

 私は子どもを産んで育ているみきこさんにしびれますよ。ぜひ、いつかご家族で遊びに来てください。
Posted by 市場の古本屋 ウララ市場の古本屋 ウララ at 2012年03月25日 23:20