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★店主の本
□『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
2013年7月発行
2023年10月第2版出来
□『市場のことば、本の声』晶文社
2018年6月発行
□『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
2022年7月発行
□『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
2023年3月発行
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2012年02月05日
函とカバー
晴れた日に、紙袋いっぱいに本をつめて少しずつ持ってきてくださるお客様がいる。
最初にいらしたとき、ぱっと見て
「これは置けないかなあ」
と思った。
開いてみたら大江健三郎だった。
函入りの本もある。
函入りのカッパブックス! この装丁!
スピンまで!(背表紙とカバーの間に紐を挟みこんでいる)
「ご自分で作られたんですか?」
「そう、捨てちゃっていいからね、手間かけて悪いね」
「いえ、すごいです。よくできてますね」
次にいらしたとき、わざわざ函のつくり方を書いてきてくださった。空き箱を取っておいて切り開いて貼りつけ、最後は輪ゴムで固定する。
吉行淳之介、安岡章太郎、開高健など、私の思う古本屋らしい本を、忘れた頃に持ってきてくださる。ほぼ全部、自家装丁本。店に出すときは外さざるをえないけれど、本によってコラージュやレタリングなど、いろいろな遊び心が発揮されていて感心する。カバーの絵柄の出方など、心にくい。
製本もいいけど、まずは函・カバーを作ってみるのも楽しそうだ。
最初にいらしたとき、ぱっと見て
「これは置けないかなあ」
と思った。
開いてみたら大江健三郎だった。
函入りの本もある。
函入りのカッパブックス! この装丁!
スピンまで!(背表紙とカバーの間に紐を挟みこんでいる)
「ご自分で作られたんですか?」
「そう、捨てちゃっていいからね、手間かけて悪いね」
「いえ、すごいです。よくできてますね」
次にいらしたとき、わざわざ函のつくり方を書いてきてくださった。空き箱を取っておいて切り開いて貼りつけ、最後は輪ゴムで固定する。
吉行淳之介、安岡章太郎、開高健など、私の思う古本屋らしい本を、忘れた頃に持ってきてくださる。ほぼ全部、自家装丁本。店に出すときは外さざるをえないけれど、本によってコラージュやレタリングなど、いろいろな遊び心が発揮されていて感心する。カバーの絵柄の出方など、心にくい。
製本もいいけど、まずは函・カバーを作ってみるのも楽しそうだ。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at 23:15
│日記
この記事へのコメント
すごい。
最近、読み終わった本がいつも
ボロボロで自分の雑な性格が悲しいと思っていたので、大切に扱うことを改めて意識しました。
新刊書店では出会えない人と
出会えるんだね。
最近、読み終わった本がいつも
ボロボロで自分の雑な性格が悲しいと思っていたので、大切に扱うことを改めて意識しました。
新刊書店では出会えない人と
出会えるんだね。
Posted by 松 at 2012年02月06日 22:34
単にパラフィン紙をかけたりするだけでなく、楽しんでやっているのがいいなと思いました。しかも何十冊も、楽しみが続いたというのが。
新刊書店では売った本の行方はわかりませんからねえ。
新刊書店では売った本の行方はわかりませんからねえ。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at 2012年02月08日 13:48