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★店主の本
『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
 2023年3月発行

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2021年08月23日

EKE 2021 番外編

 『EKE 2021 番外編』が完成しました。

EKE 2021 番外編



 詩の同人誌「EKE」主宰の中里友豪さんが、2021年4月29日に亡くなりました。友豪さんが病気療養中のため、「EKE」は20年に55号で終刊しましたが、このたび「番外編」を発行しました。

EKE 2021 番外編
発行 EKEの会
編集 矢口哲男
2021年8月20日
A5 42ページ
550円

追悼・中里友豪
阪田清子 海をわたる
大城貞俊 友豪さんのこと
鈴木 小すみれ E
新川博美 おもいで
ローゼル川田 まんがたみー
宇田智子 封筒
仲川文子 友豪さんの歌声
ローゼル川田 しからーさいびーん
矢口哲男 迷走論Ⅲ
仲川文子 バイオリニスト佐藤美代子へのオマージュ
山城知佳子(画像)矢口哲男(文) 点景「土の人」

題字・金城満 表紙&ドローイング・阪田清子

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●友豪さんの最後の詩集『長いロスタイム』もぜひ
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 同人による寄稿のほか、映像作家の山城知佳子さんが映画『土の人』の写真をご提供くださいました。中里友豪さんが出演されています。
 『土の人』は、東京都写真美術館で10月10日まで開催されている「山城知佳子 リフレーミング」で上映中です。
東京都写真美術館

EKE 2021 番外編



 私は2011年の春の終わり、川満信一さんの出版記念イベントのあとの打ち上げで中里友豪さんに初めてお会いし、そのまま桜坂の居酒屋「おもろ」にご一緒して、『EKE』の同人になりました。

 友豪さんについて「おそれ多くて話しかけることもできない」と語る人もいるなか、なにも知らなかったから無邪気についていくことができたのだと思います。番外編の編集後記に矢口哲男さんが「傍にいるというだけで、フト誇らしい気が湧いてきた」と書かれているとおり、友豪さんがいると場が引きしまり、大切なことを話しあえるような気がしました。

 この『EKE』は友豪さんのいない初めての、そして最後の『EKE』になるはずです。同人を中心とした静かな追悼号となりました。


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Posted by 市場の古本屋 ウララ at 09:00 │本の紹介