市場の古本屋ウララ

　『市場界隈　那覇市第一牧志市場界隈の人々』（橋本倫史、本の雑誌社）が入荷しました。



　「WEB本の雑誌」の連載をもとに、牧志公設市場の中とまわりの店30店（＋公設市場組合長）が取り上げられています。ウララもまわりの店のひとつとして、取材していただきました。

　来月16日、公設市場はいまの建物での営業を終了して建替工事に入ります。それを機に店をやめてしまう人もいると知って、いまのうちに話を聞いておきたいと思いました。でも、私は自分の店に来た人と話すことはできても、自分からほかの店に話を聞きにいったことはありません。誰か聞いて書いてくれないか、と思っていたところ、橋本さんがやろうとしていると知ってとても嬉しかったです。

　できあがった本を見ると、いま私の目の前にある風景が、さらには自分自身が本のなかに閉じこめられていて不思議な気がします。これが1ヶ月後には過去の風景になっているなんて！

　公設市場の閉場前日、6月15日（土）14時から、ジュンク堂書店那覇店で橋本さんとトークショーをします。



https://honto.jp/store/news/detail_041000033590.html?shgcd=HB300

　トークのあとは、ぜひジュンク堂から市場に歩いてみてください。沖映通りから国際通りをわたって市場本通りに入り、市場中央通りの入口の右側が公設市場。一本道です。

　橋本さんのサイン本は6月15日以降にご用意できます。配送も承りますので、メールでお問い合わせください。