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(宣伝です)
★ネットショップ
市場の古本屋ウララ 通信販売部

★店主の本
『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
 2023年3月発行

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2012年12月20日

広州書墟(3)トークセッション

 イベント2日目、彼得猫のピーターとトークセッションをしました。

広州書墟(3)トークセッション

 日本語の通訳の方もいるしと何の準備もせずに臨みましたが、なかなか難しかったです。通訳しやすいようにと思ってわかりやすく話そうとすると、どんどん事実から離れていく感じがしました。いかに自分があいまいな感じで店を始め、また続けているかがよくわかりました。(それが悪いとは思いませんが)

 また、沖縄のことをまったく知らない人に店や市場のことを説明するのも大変でした。
「沖縄には雪が降りますか?」
「どうして市場に観光客が来るのですか?」
「市場は汚くないですか?」
 さらに沖縄本というものを説明しようとすれば、本土との距離や独自の歴史・文化について話すことにもなり、収拾がつかなくなります。
「沖縄の人は沖縄に関心があるので、沖縄の本を買います」
というような話も、どこまで伝わったか。
 中国くらい広くて人も多ければ地方出版というのもあるのかなあと思いましたが、うまく聞けずじまいでした。(ただ広州は大都会だったので、なんとなくそういうのはなさそうな気がしました)

 お客さんはものすごい熱意とともに私を見つめてくれ、
「どうして経験もないのに古本屋になれたんですか」
「店には何人くらい入れますか」
「店であった面白いエピソードを教えてください」
「休みの日は何をしていますか」
などなどたくさん質問してくれました。去年から日本語を勉強しているという女の子が手紙を書いてきてくれたり。
 またこんな機会があるかはわかりませんが、もう少し頭を整理しておきたいと思います。


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Posted by 市場の古本屋 ウララ at 18:33 │広州書墟