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(宣伝です)
★ネットショップ
→市場の古本屋ウララ 通信販売部
★店主の本
□『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
2013年7月発行
2023年10月第2版出来
□『市場のことば、本の声』晶文社
2018年6月発行
□『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
2022年7月発行
□『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
2023年3月発行
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2012年02月13日
明日も営業します
明日の昼0時20分から、NHKのひるブラ「女性パワーが支える巨大市場~沖縄県那覇市~」にちらりと出演します。初の火曜日営業、しかもリハーサルのため朝9時から開けます。朝の市場中央通りはどんな感じなのでしょうか。
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昨日は開店前に、県立美術館のKAMI-GAKARI展を見に行った。入口で開館を待つ人のなかに、言事堂のみきさんの姿もあった。紙をつかった作品の並ぶ今回の展示に、美術書専門古書店の店主のみきさんも作家として参加されていた。
展示内容は古本屋だからこそできるもので、でも古本屋なら誰にでもできるというものでは絶対になくて、胸をうたれた。本を仕入れて売るという毎日のなかで、何を見つけるか。前日、もとぶ手作り市の人たちの話を聞いたとき、
「古本屋って受身だなあ、人から買い取って売るばかりで、何もつくり出せないなあ」
と思ったけれど、実はつくれるのかもしれない。
他の方の展示もそれぞれとても面白かった。紙って立体にもなるし平面のままなにか書くこともできるし、すごい。そして手で簡単に破れる、はかなさ。ひらひらと風にゆれているだけでキュンとしてしまう。
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さきほど、隣の洋服屋の与那覇さんに
「ひろみさん、じゃなかった、ともこさん」
と呼びかけられ、ショックを受ける。ひろみさんは前店主。恋人に前の彼女の名前を呼ばれたらこんな気持ちなのだろう。
与那覇さんは宮古島出身。
「今日は中国のお客さんが多いね。外国の人は宮古弁のほうが通じるのよ」
本当だろうか。
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昨日は開店前に、県立美術館のKAMI-GAKARI展を見に行った。入口で開館を待つ人のなかに、言事堂のみきさんの姿もあった。紙をつかった作品の並ぶ今回の展示に、美術書専門古書店の店主のみきさんも作家として参加されていた。
展示内容は古本屋だからこそできるもので、でも古本屋なら誰にでもできるというものでは絶対になくて、胸をうたれた。本を仕入れて売るという毎日のなかで、何を見つけるか。前日、もとぶ手作り市の人たちの話を聞いたとき、
「古本屋って受身だなあ、人から買い取って売るばかりで、何もつくり出せないなあ」
と思ったけれど、実はつくれるのかもしれない。
他の方の展示もそれぞれとても面白かった。紙って立体にもなるし平面のままなにか書くこともできるし、すごい。そして手で簡単に破れる、はかなさ。ひらひらと風にゆれているだけでキュンとしてしまう。
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さきほど、隣の洋服屋の与那覇さんに
「ひろみさん、じゃなかった、ともこさん」
と呼びかけられ、ショックを受ける。ひろみさんは前店主。恋人に前の彼女の名前を呼ばれたらこんな気持ちなのだろう。
与那覇さんは宮古島出身。
「今日は中国のお客さんが多いね。外国の人は宮古弁のほうが通じるのよ」
本当だろうか。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at 15:38
│店の紹介
この記事へのコメント
こんにちは
ひるブラ見ましたよ
ひるブラ見ましたよ
Posted by 伊達邦彦 at 2012年02月14日 12:55
こんにちは
ひるブラ 短い時間でしたがNHKのことですからリハーサルが長いと思います=お疲れ様でした。
パパイヤさんが手に取った「人間とハブ」の時落としそうになったオキナワブンコの赤い装丁が気になったオジィ
ひるブラ 短い時間でしたがNHKのことですからリハーサルが長いと思います=お疲れ様でした。
パパイヤさんが手に取った「人間とハブ」の時落としそうになったオキナワブンコの赤い装丁が気になったオジィ
Posted by 祝人 at 2012年02月14日 20:27
見てくださってありがとうございました。
パパイヤさんが落としそうになった本は『糸満アンマー』です。差し方がよくなかったんですね。反省。
パパイヤさんが落としそうになった本は『糸満アンマー』です。差し方がよくなかったんですね。反省。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at 2012年02月16日 13:54
見ましたよ!!
うちのレコーダが、”沖縄”っていうキーワードで勝手に撮ってくれてました。 えらいぞ!
おもしろい本がいっぱいありそう。
うちのレコーダが、”沖縄”っていうキーワードで勝手に撮ってくれてました。 えらいぞ!
おもしろい本がいっぱいありそう。
Posted by 島酔潜人 at 2012年02月16日 15:33
ありがとうございます。そんなかしこいレコーダーがいるんですね。古本もそういうふうに集められたらいいのに。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at 2012年02月17日 15:22
突然ですが、JALの機内誌「skyward」は搭乗中よく読みます。
同誌連載中の浅田次郎さんのエッセイ「つばさよつばさ」は定評があり文庫でも上梓されています。
同エッセイ1月号中のタイトルは「文明の利器」。カーナビやETCなどのオプションを一切装着せず、標準仕様のまま10年乗り続けている愛車ディムラーへのゆるぎない信頼と愛着を語る氏の軽妙洒脱な文章が読者の気持ちのなかにすとんと送り届けられます。
ときおり窓外の雲海に目を休ませます。1月の搭乗では紙コップのホットコーヒー1杯で繰り返し読みました。機会があれば読んでみてください。
琉球新報社のレキオ紙でウララさんの記事を読みました。 掲載された写真に「コルシア書店の仲間たち」が映っていたので驚きました。白水Uブックス。 須賀さんを読んだ最初の本が文春文庫版の「コルシア」でした。
これがキックオフとなって不定期にほかの作品も読み継ぎ、全集が刊行されると定期に購入してランダムに頁を繰っておりました。
造語ですが須賀さんは「賢人薄命」の人だと思います。全ての作品がそれぞれの出自と独自のいろどりを孕んでいますが、印象に残る作品では「皇帝のあとを追って」(「ユルスナールの靴」所収)などが思い浮かびます。
また、全集第1巻の表紙絵がモランディの画想と通底していることに再び驚きます。
寒の戻りのようです。ご自愛ください。
同誌連載中の浅田次郎さんのエッセイ「つばさよつばさ」は定評があり文庫でも上梓されています。
同エッセイ1月号中のタイトルは「文明の利器」。カーナビやETCなどのオプションを一切装着せず、標準仕様のまま10年乗り続けている愛車ディムラーへのゆるぎない信頼と愛着を語る氏の軽妙洒脱な文章が読者の気持ちのなかにすとんと送り届けられます。
ときおり窓外の雲海に目を休ませます。1月の搭乗では紙コップのホットコーヒー1杯で繰り返し読みました。機会があれば読んでみてください。
琉球新報社のレキオ紙でウララさんの記事を読みました。 掲載された写真に「コルシア書店の仲間たち」が映っていたので驚きました。白水Uブックス。 須賀さんを読んだ最初の本が文春文庫版の「コルシア」でした。
これがキックオフとなって不定期にほかの作品も読み継ぎ、全集が刊行されると定期に購入してランダムに頁を繰っておりました。
造語ですが須賀さんは「賢人薄命」の人だと思います。全ての作品がそれぞれの出自と独自のいろどりを孕んでいますが、印象に残る作品では「皇帝のあとを追って」(「ユルスナールの靴」所収)などが思い浮かびます。
また、全集第1巻の表紙絵がモランディの画想と通底していることに再び驚きます。
寒の戻りのようです。ご自愛ください。
Posted by participate at 2012年02月18日 16:21
須賀さんの本をひとりでも多くの人に読んでもらうことも、私の仕事のひとつだと思っています。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at 2012年02月20日 12:12
須賀敦子全集の表紙装丁は写真家ルイジ・ギッリがモランディの遺したアトリエ内を撮った写真でした。驚くばかりです。中断して久しい「ハドリアヌス帝の回想」を牛歩ながらも再読に挑戦してみようと思っています。
Posted by participate at 2012年02月21日 01:06
見ました、見ました。
台所にいて、ん?市場通り?
古本屋?とあわててTVの前に飛んでいくと出てたではないか、宇田さん。
お元気そうで。
台所にいて、ん?市場通り?
古本屋?とあわててTVの前に飛んでいくと出てたではないか、宇田さん。
お元気そうで。
Posted by いっちゃん at 2012年02月25日 12:28
たまたま見ていただけたのですね。うれしいです。おかげさまで、元気です。
Posted by 市場の古本屋 ウララ at 2012年02月25日 16:14