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市場の古本屋ウララ 通信販売部

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『アーケードの本』市場の古本屋ウララ
 2024年10月発行

『すこし広くなった 「那覇の市場で古本屋」それから』ボーダーインク
 2024年5月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』市場の古本屋ウララ
 2023年3月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

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2012年02月12日

まちぐゎー楽会

 昨日と今日、牧志公設市場2階で「第4回 マチグヮー楽会」が開かれている。『み~きゅるきゅる』でおなじみ、「まちなか研究所わくわく」さんの主催するイベントである。

 昨日は16時から「もとぶ手作り市」実行委員の知念正作さんたちのトークを聞きに行った。

 もとぶ手作り市は毎月第3日曜日に開催されている。会場の本部町営市場は沖縄県の北部、本部半島の中心地にあり、知念さんいわく「商売人の町」。子どもの頃は八百屋もおもちゃ屋も駄菓子屋もあったのに、自分が大学に入ったころには半分以上が空き店舗になっていたという。

 自分の草木染めの作品を売るために市場のなかに店を出そうとしたものの、シャッターが閉まっている店も実は借り手がいたり、何重にも名義貸しされていて誰が本当の借り手なのかわからなかったりして借りられなかった、というのはいかにも市場っぽい話。

 まずはイベントを、と市場の店の人に話をつけ、周りでものを作っている人たちに呼びかけて手作り市を始めた。人を呼ぶために藍染め体験をさせたり、フルートとギターのライブをしたり、映画を上映したり、なんでもやる。やがて人が集まるようになって、市場に実店舗を出す人も出てきた。知念さんもコーヒーの店を始めた。

 さびれていた市場が、今は商売できる場所になった。今年になってからも雑貨屋さんやサンドイッチ屋さんができた。自分たちもコーヒーだけでなく草木染めの作品も売っていきたい。ここではみんな店をつくっている途中なのです、と知念さんの奥さん。

 市場のなかには「ゆくい処」があって、店の人の子どもたちはそこに帰ってくる。みんなに「お帰り」と迎えられた子どもが、いつか市場で店を開いてくれたら、と知念さん。

 司会のボーダーインク新城さんもおっしゃっていたように、自然体で楽しくやっている感じがとてもよかった。

 本を仕入れて店に戻る。

まちぐゎー楽会

 前からどんなものかと思いつつ現物を確かめにいくことをしなかった、マチグヮー楽会の活動報告書。会場で初めて見たらものすごく面白そうだったので、その場で卸してもらった。まずは自分で読むのが楽しみ。


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Posted by 市場の古本屋 ウララ at 14:49 │日記