オーガニックとしての公設市場 新雅史
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を紹介します。
オーガニックとしての公設市場
新雅史
2023年3月
新雅史(あらた・まさふみ)さんは社会学者です。2013年10月の
「マチグヮー楽会」で講演して以来、毎年マチグヮー楽会のために那覇の市場を訪れています。2019年4月からは、ウララも所属する
「市場中央通り第1アーケード協議会」のアドバイザーを引き受けてくださり、さまざまな難局を乗り越える手助けをしてくれています。
今回、A4紙の裏表に「オーガニックとしての公設市場」という文章を寄せてくれました。「第一牧志公設市場が生き続けるための知恵」について書かれています。
フリーペーパーなので、通販は行いません。
昨年10月に出た『青い海と沖縄 未来を考える』や『つながる沖縄近現代史』には新さんのコラムが掲載されています。
また、先月出た橋本倫史さんの『そして市場は続く』に新さんのインタビューが収録されています。
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青い海と沖縄 未来を考える
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つながる沖縄近現代史
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そして市場は続く
「おかえりなさい、公設市場」展に出品された作品を、ひととおり紹介してきました。
このフェアを企画した理由はいくつかあります。新しい公設市場を訪れたお客さんが記念に買える商品がほしい。公設市場の人たちに、待っていたことを伝えたい。公設市場が建替をしていた3年9か月間、市場に関心を持ちつづけてくれた人たちの記録や思いをかたちにしてもらいたい。
私自身、このタイミングでなにかまとめておきたいと思っていて、でも自分ひとりでは挫折しそうだから、人を巻きこんで引き返せないようにしよう、という気持ちもありました。
フェアに参加してくれた人には、ふだんから文章や絵を生業にしている人もいれば、初めて作品をつくる人もいます。参加者から「つくってよかった」という声が聞けたり、お客さんが「こんなのが欲しかったんです」とよろこんでいたり、みなさんのおかげでよい場ができました。
フェアは4月15日(土)までです。その後も、みなさんの作品は在庫がある限り販売します。下のリンクから商品の一覧をご覧いただけます。
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市場の古本屋ウララ通信販売部
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