-----------------------------------

(宣伝です)
★ネットショップ
市場の古本屋ウララ 通信販売部

★店主の本
『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』ボーダーインク
 2013年7月発行
 2023年10月第2版出来

『市場のことば、本の声』晶文社
 2018年6月発行

『増補 本屋になりたい』ちくま文庫
 2022年7月発行

『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』
 2023年3月発行

-----------------------------------

【PR】

  

Posted by TI-DA at

2024年02月05日

音の台所『あのコこのコねこコ』表紙原画展

 2月15日~2月29日、店内で「音の台所」さんの個展を行います。



音の台所『あのコこのコねこコ』表紙原画展
日時 2024年2月15日(木)~2月29日(木)11時~17時半
場所 市場の古本屋ウララ

 昨年3月に当店で開催した「おかえりなさい、公設市場」展。リトグラフ作家の「音の台所」さんは、市場をテーマにしたZINE(小冊子)「あのコ このコ ねこコ」を出品してくれました。(当時の記事はこちら→

 その後もイベントのたびに発行されて、現在Vol.5まで出ています。その表紙の原画を展示します。

 市場、食べもの、本、ミシンなどに心ひかれて、どこへでも出かけていく「音の台所」さんの軽やかな足どりをお楽しみください。



ZINEの通販もしています。

あのコこのコねこコ
Vol.1
https://urarabooks.stores.jp/items/6423fa57bd758c002a2620f4
Vol.2
https://urarabooks.stores.jp/items/646efa45fafd8b002d5a7540
Vol.3
https://urarabooks.stores.jp/items/6505334e24537c00482a2e82
Vol.4
https://urarabooks.stores.jp/items/65618bc66fd73716ce368741
Vol.5
https://urarabooks.stores.jp/items/65a4dea9696592002da37f5b  

Posted by 市場の古本屋 ウララ at 13:00店の紹介

2024年01月18日

市場のそばでひとり古本市 第5回

 2月3日(土)11時、ボーダーインクの新城和博さんが店に来て本を売ります。



市場のそばでひとり古本市 第5回
日時 2024年2月3日(土)11時~17時
場所 市場の古本屋ウララ

 2019年秋から毎年開催している恒例の古本市です。ボーダーインクの編集の新城和博さんが、自分の書いた本、編集した本、持っていた本などを売ります。

 上の写真は、去年の3月に新城さんが本を抱えてマチグヮーを行商したときのものです。
 その後、8月に新城さんの本『来年の今ごろは』写真展を店内で開催しました。店に「在廊」した日の夜、新城さんは鎖骨を骨折しました。まだ治らないそうで、今回は行商はできないかもしれません。

 みなさんのお越しをお待ちしております。  

Posted by 市場の古本屋 ウララ at 14:34店の紹介

2024年01月08日

新春『EKE』セール

 年明けより、新春『EKE』セールを開催しています。



 詩誌『EKE』のバックナンバーを、3冊600円で販売しています。メールマガジンでご案内したところ、思ったよりも反響があったので、こちらでもご紹介します。

 『EKE』は沖縄の詩の同人誌です。1985年に中里友豪さんが中心になって創刊し、知念正真さん、与那覇幹夫さん、岸本マチ子さん、花田英三さん、天沢退二郎さんなどさまざまな方が同人として活躍しました。2020年に55号で終刊となり、2021年、番外編として、中里友豪さんの追悼号が出ました。
 私は2011年に『EKE』に加入し、その年に古本屋を始めて、在庫の一部を預かって販売してきました。

 『EKE』が終刊して3年。だんだん売れ行きが厳しくなってきたので、セールを行います。もし号数や内容にご希望があれば可能な限り対応しますが、在庫のない号も多いです。

 各号の目次は、このブログを「EKE」で検索していただくか(ブログ左側に検索窓があります)、沖縄県立図書館(https://www.library.pref.okinawa.jp/)の蔵書検索画面で「EKEの会」で検索すると見られます。

 『EKE』創刊のときに同人で確認したのは、「自由な自己解放の場とする」「党派的なものは持ち込まない」の2点だったそうです。そのときどきの沖縄の状況に怒り、傷つきながらも、いつもユーモアがあって風通しのいい同人誌でした。よろしければ、お手にとってみてください。

通販はこちらから→市場の古本屋ウララ通信販売部

・・・
 年末に写真を整理して、EKE同人の写真を発掘しました。



 2011年8月、花田英三さんのご自宅で。



 与那覇幹夫さんの『ワイドー沖縄』出版記念会。おそらく2012年、レキオスにて。



 2015年10月、EKE同人で恩納村にピクニックに行きました。
  

Posted by 市場の古本屋 ウララ at 12:52本の紹介

2024年01月05日

2024年のウララ

 今日から2024年の営業を始めました。ニュースを見るのがつらいお正月でした。

 今年は市場中央通り第1アーケードが完成します。2018年に再整備の活動を始めて、6年かかりました。完成のあかつきには、店でも記念のフェアを開催します。また、そのころに新しい本も出したいです。

 いまの時点でイベント出店などの予定はありません。なにかよいタイミングがあれば県外にも行きたいな、と思っています。
 1月15日(月)~2月25日(日)は、ジュンク堂書店那覇店で「第7回ジュンク堂新春古書展」が開催されます。去年4年ぶりに出ましたが、今年はまたお休みします。

 今年も店を毎日開けて、たくさん本を売りたいです。今年もよろしくお願いします。



  

Posted by 市場の古本屋 ウララ at 14:07店の紹介

2023年12月31日

2023年のウララ

 2023年の営業は昨日で終わりました。2024年は1月5日から営業します。
 もはや1年前が遠い過去のような、濃くて長い1年でした。振り返ってみます。

□1月4日 仕事はじめ。
 14日 ジュンク堂書店那覇店で開催される新春古書展に、4年ぶりに参加。準備は大変だけれど、始まると楽しい。

□2月1日 1月いっぱいで向かいの牧志公設市場の工事が終わったことに気づき、よろこぶ。
 17日 店のななめ向かい、琉球銀行だったところにファミリーマートが開店する。明るくなった。
 20日 東京古書会館で中央市会大市に参加する。東京に来たのは5年ぶり。本気で入札して、それでも落とせないものもあったけれど、よくがんばった。
 25日 第15回マチグヮー楽会。テーマは「シン・マチグヮー」。私もこの3年間の通りの風景や昔の那覇の市場の写真を見せながら発表した。そのあと、新しい公設市場を内覧する。

□3月4日 仮設市場の最終営業日。この日で店をやめる大城文子鰹節店さんにあいさつに行った。
 10日 スタジオジブリの小冊子『熱風』3月号。本屋Titleの辻山良雄さんの連載『日本の「地の塩」をめぐる旅』で取材してもらった。
 17日 公設市場の新規オープンを祝って、「おかえりなさい、公設市場展」を始める。私は『三年九か月三日 那覇市第一牧志公設市場を待ちながら』という冊子をつくった。当日、店を開けた直後に届いて、ギリギリ間に合った。
 19日 10時から公設市場のオープニングセレモニー。すごい人だった。みんな、この3年9か月間どこにいたの。
 26 日 なごアグリパークの「ブックピクニック」に出店する。店の外のイベントに出たのはひさしぶり。北部のお客さんや友人に会えて、楽しかった。

□4月15日 「一柳亮太さんと那覇の市場・市場跡を歩こう」ツアーを開催する。冊子『マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー 那覇市にあった公設市場10カ所の訪問記』をつくった一柳さんが来てくれた。大雨だったけれど、戻ってきた参加者の人たちはとても満足そうだった。

□6月13日 武藤良子個展「百椿図」巡回展那覇編を開催。いろいろ予期せぬ事態が起きて武藤さんに迷惑をかけた。でも、とてもいい空間ができた。
 19日 店の看板に白いキノコが生える。アーケードがなくなって雨にさらされたせいだろう。
 28日 公設市場の前の電柱移設工事。

□7月4日 むつみ橋通りで火事。
 18日 ツボヤ書房さんの在庫処分市。大変お世話になりました。
 22日 『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』(ボーダーインク)が刊行10周年。在庫僅少とのことで、増刷祈願のフリーペーパーを発行する。

□8月3日 台風6号が通りすぎて、町はひどいことになった。しかも翌日Uターンしてきた。しばらく卵や牛乳が品薄だった。
 10日 ゆいレール開業 20 周年。3 両編成の車両の運行開始。
 19日 甲子園の準々決勝、沖縄尚学 VS 慶応。『来年の今ごろは』ミニ写真展を開催中の新城和博さんが在廊してくれて、たくさんお客さんが来る。

□9月11日 那覇市なはまち振興課に、市場中央通り第1アーケード協議会としてアーケード再整備の補助金申請書類を提出。山之口貘の生誕120周年。
 20日 アーケード工事の契約。

□10月2日 公設市場 3 階の多目的室で、周辺の店の人たち向けにアーケードの工事説明会を開く。
 4日 『那覇市第一牧志公設市場』(沖縄書房)刊行記念 豊里友行写真展を開催する。ブックパーリーOKINAWA 2023の参加イベント。
 6日 公設市場前の電柱移設が完了。
 10日 夜、アーケード設置工事が始まる。
 19 日 『那覇の市場で古本屋』(ボーダーインク)の第2版を、担当編集者である新城さんがみずから納品しに来てくれる。あとがきを加えて、帯の色が変わった。

□11月1日 阪神梅田本店1F食祭テラスで開催される「Neo Trad オキナワ“マチグヮー”」に出店。本を売ったりトークイベントに出たり、めまぐるしくて楽しい4日間だった。私が帰ったあと、阪神が38年ぶりに優勝した。
 27日 「おきなわ彩発見NEXT(第2期)」キャンペーン終了の知らせが届く。観光業支援のキャンペーンはこれで打ち止めだろうか。

□12月19日 全沖縄古書籍商組合の年末大市。今年は組合長が初めて交代し、若手が台頭してきて、古本のイベントも増えて、活気のある年だった。私はますますひっそりと生きていきたい。

・・・

 今年は向かいに牧志公設市場が戻ってきたのがなにより大きなニュースでした。もうひとつ、コロナのために休んだ日が1日もなかったことも。

 どうかよいお年をお迎えください。


  

Posted by 市場の古本屋 ウララ at 11:11店の紹介